ダイエットにおすすめの食事は、血糖値が上がりにくいものを選ぶことです。
ダイエット効果の高い食事とは
ダイエット効果が高い食事とは、GI値の低い食べ物を選ぶことです。
GI値とは、食べ物を食べた時の血糖値の上がりやすさを数値で表したものです。
GI値が高い食べ物は血糖値があがりやすく、脂肪になりやすいのでダイエット中は食べないほうが良いでしょう。
食べ物をたべると体の中ではこのような反応が起きます。
- GI値が高いものを食べると血液の中のブドウ糖が増えて、血糖値が急速に上がる
- 血糖値が急速に上がると、血糖値を安定させるため膵臓(すいぞう)からインスリンが分泌される
- インスリンが分泌されると、中性脂肪がたくさんできて脂肪がたまりやすくなる
GI値が低い食べ物の場合には、血糖値の上昇が緩やかなため、インスリンの分泌を抑えることができます。また、GI値が低い食べ物ほど、ゆっくりと吸収されるため腹持ちがよく、ダイエットにあった食材と言えるでしょう。
ダイエットのためには、血糖値があがりやすいものをたべないことが大事です。
では、GI値が高く、血糖値が上がりやすいものにはどのようなものがあるのでしょうか。
GI値が高い食材、低い食材
「精白されているもの」は高い
米や麦などの食材は、精白されている白米や白パンはGI値が高くなります。玄米や全粒粉パンなどは食物繊維やミネラルが残っているため、GI値が低くなります。
果物はジャムにするとGI値が高くなる
GI値の高い食材として、いちごジャムがあります。通常のいちごのGI値が29に対して、いちごジャムは82とかなり高い数値です。
ジャムへと生成される過程で、煮詰められることで、糖分だけが残る上、大量の砂糖が加えられるためでしょう。
野菜ではジャガイモとニンジンが高GI値
ジャガイモとニンジンが特に高いGI値を示しますが、ほかにも山芋やトウモロコシもGI値の高い食材です。他にもかぼちゃや長芋、里芋、さつまいも、栗などもGI値が高めの食材ですので、避けた方が無難でしょう。
肉・魚介類のGI値はそれほど高くない
肉や魚介類は総じてGI値が低い傾向にあります。
だからと言って食べ過ぎると、カロリーオーバーしやすい食品ですので、気をつけましょう。
まとめ
ダイエットに有効な食事はGI値の低い食材を選ぶことです。
ただし、低GI値の食材ばかりを選んでしまうと、栄養不足になってしまうことがありますので、バランスよく食べることが大切です。
また、GI値を意識した食事は、ダイエットだけでなく、糖尿病などの成人病予防にも効果的です。