妊娠しにくい体質
体に病気や機能的な問題がないのに子宝に恵まれないというときは、体が妊娠しにくい体質になっていることが原因かもしれません。
妊娠しにくい体質は
- 血行不良
- 冷え性
- ホルモンバランスが乱れている
の3つです。
では、どのように体質改善を行えばいいのでしょうか。
妊娠しにくい体質の改善方法
運動による体質改善
運動は血行不良の改善と冷え性の改善に効果的です。
また、ストレスの発散にもなりますので、ストレスによるホルモンバランスの乱れにも効果が期待できます。
ただし、激しすぎる運動は無月経の原因となり、逆効果となります。
ウォーキングやヨガなど、軽めの有酸素運動がおすすめです。
栄養による体質改善
体を温め、冷え性を改善するといわれている生姜、ニンニク、ニンジンなどの根菜類、女性ホルモンと同じ働きをするイソフラボンや、女性ホルモン分泌を促すレシチンを含んだ大豆製品、貧血を改善する鉄分や葉酸を多く含む食品やサプリメントを積極的に摂りましょう。
中でも葉酸は、妊娠初期に発生するという胎児の先天性奇形を予防することで知られています。
卵子は、たとえ受精しても着床前に奇形なった場合は着床しないことが多いため、妊娠前から葉酸を摂取しておくことで着床率を上げることが期待できます。
漢方による体質改善
東洋医学では、体質を血が体に少ない「血虚(けっきょ)」、流れが悪い「瘀血(おけつ)」、消化器系の働きが悪く栄養が体に取り込めない「気虚(ききょ)」など、バランスが崩しているポイントで体質を分類します。
この中でも、「血虚」と「瘀血」は妊娠しにくい体質との関わりが深いため、漢方薬などを使って体質を改善することで、子宝に恵まれやすい体質を目指すことができます。
ただし、体質と合っていない漢方薬を飲み続けても効果は期待できないばかりか、悪影響を及ぼす可能性がありますので、漢方薬で体質改善に取り組むときは、専門知識のある人に相談したほうがよいでしょう。
アロマテラピーによる体質改善
アロマオイルには、精神をリラックスさせる効果があるオイル、血流改善効果があるオイル、ホルモンバランスを整えるオイルなど、さまざまな効能を持つオイルがあり、西洋では古くから民間療法にハーブやアロマオイルが使われてきました。
現在も、代替え医療の一つとして、産婦人科などで活用されています。
アロマオイルを入れたお風呂での半身浴は、睡眠の質の改善も期待できるため、まさに一石二鳥です。
ただし、オイルによっては妊娠中や月経中など、特定の期間は使用を避けたほうがよいオイルもあるため、注意が必要です。
まとめ
子宝に恵まれにくい体質は、疲労やストレス、睡眠不足など、ちょっとした不調が積もり積もった結果です。
体にいいものを食べ、適度に体を動かし、しっかりと休養を取るという健康的なライフスタイルこそ、子宝に恵まれるための体質改善法といえるでしょう。
一度に色々試すのではなく、自分の体をいたわるところから始めてみてはどうでしょうか。