皆さんこんにちは
昨日(7/29)13:30~前回ご案内した鈴木先生のセミナーが
カルナドラッグ小坂井店で初の試みとして
店主・杉浦の司会進行で開催されました
昨日は珍しく雨が降っていたので
『熱中症がテーマなのに涼しくて、皮肉なものですねぇ』と 先生
早速ホワイトボードを使ってセミナーが始まります
主にワンちゃん(にゃんこはなりにくい)の熱中症とは
人間と同じ症状で、むしろ重くなることが多く、死に至ることも…
こうして、 先生が書き込まれる
ホワイトボードの言葉に沿ってセミナーは進行しました
熱中症とは、高温多湿の中で起きる
全身障害だという定義が最初に書き込まれ
様々な症状(熱失神・熱けいれん・熱疲労・熱射病)
段階を経て、重度になっていくということで
熱失神は陽光にさらされることで体表面の毛細血管が
拡張することにより→血圧が下がって起きてしまう症状
熱けいれんは、体の温度調整の発汗で塩分が失われ
心臓の鼓動が影響を受けて起こるそうです
熱疲労は熱射病の前段階で体温が40℃以上に
なると起きる症状だとのことでした
犬は足の裏にしか汗腺がないため
人が汗の蒸発による気化熱で体温を下げるようには
いかず、「あえぎ呼吸」に頼るしかないため
熱射病には、特に注意が必要なのだそうです
特に「短頭種」のワンちゃん(シーズー、ペキニーズ
パグ、狆)には
口の中の上あごの奥の「軟口蓋(ナンコウガイ)」が
伸びることがよくあり、呼吸を妨げやすく
結果、あえぎ呼吸がしにくく(いびきが出る)
体温調整が上手くいかなくなることが多いとか
絶対注意して欲しいのは
夏、車の中にワンちゃんを置き去りにしないこと
ほんの5分~10分で40℃、50℃になってしまい
10分から15分くらいで死に至るそうです!
そのほか、様々な実例や、飼い主が見てわかる
症状や対処法などのお話があった後
お持ち帰りの資料として
新桜どうぶつ病院のニュースレター「さくらの木」が
が配られました
記事中の自動車の温度変化のデータを示しつつ
重ねて注意するようにとの鈴木先生の言葉でした
その後、集まった方から質疑の時間となり
熱心に聴いていた受講の方々からは
いくつも質問の声があがりました
その質問にひとつひとつ応えられていく 先生を補足して
司会の杉浦から入口風除室に常設されている
「鈴木先生へのしつもん」↓
を、これからはご利用下さいとアナウンスがありました
最後に、先生が執筆に関わられた講談社の書籍
「イラストで見る犬の病気」「イラストで見る犬の応急処置」
の2冊について先生から紹介がありました
(※カルナでもお取次ぎします)
皆がなごんでセミナーも終わりかけた頃
こんな受講希望(?)の子が
ワンワン、ボクにも教えてーと、みえましたが
次回をお楽しみに、ということで…
詳しいセミナー内容につきましては、まとめたテキストを
近々カルナ小坂井店店頭にて配布する予定
ですので、飼い主さまにはしばらくお待ちください