2018年10月1日

もしかして病気のサイン?危険な中途覚醒の特徴4つ

目次

眠りについたのはいいけれど、夜中に何度も目が覚めてしまう「中途覚醒」は、精神的なストレスや緊張、興奮のほか、アルコールやカフェインの摂取によって引き起こされることがあります。

また、年齢を重ねると眠りが浅く、睡眠時間が短くなる傾向があるので明け方に目が覚めてしまい何とか眠ったものの再び目が覚めるといったこともあります。

こういった中途覚醒は寝る前に気持ちをリラックスさせる、飲酒などを控えることで改善が可能であったり、生理的な睡眠サイクルの変化が原因ですので、特に心配する必要はありません。

しかし、中には病気が原因で起こっている中途覚醒もあり、場合によっては医師の診断を受けたほうがよいこともあります。

今回は、病気のサインの可能性がある危険な中途覚醒の特徴を4つご紹介します。

 

危険な中途覚醒の特徴

食欲減退や意欲低下を伴う中途覚醒

中途覚醒が起こると睡眠不足になってしまいますので普段よりも食欲が落ちたり、体が重くやる気が出ないということが起こることがありますが、睡眠不足が原因の場合、少し睡眠をとると回復することがほとんどです。

しかし、横になって寝たのに体がだるく起き上がることができない、食欲がないどころか空腹感すらない、トイレに行くことも億劫など、極端な食欲減衰や意欲の低下があるときは「うつ病」の可能性があります。

また、「うつ病」というと一日中閉じこもっているイメージがありますが、実際は一日のうちに波があることも多く、日中は身動きできない状態でも夕方ごろから元気になることがあります。

そのため「うつ病」であることに気づかないまま過ごしてしまうこともありますので注意が必要です。

中途覚醒が3日以上続く、食欲減衰や意欲低下が著しい場合、特に転職などで環境が大きく変わった、悲しいことがあったなど精神的なストレスを受けているという心当たりがある人は一度医師に相談してください。

 

耳鳴りやめまいを伴う中途覚醒

3日以上続く中途覚醒に耳鳴りやめまいが伴う場合、自律神経に何らかのトラブルが起こっている可能性があります。

特に、吐き気を伴うめまいや立っていられないほどのめまい、頭痛を伴うめまいの場合は自律神経失調症などの疑いがありますので、なるべく早く医師の診察を受けてください。

 

睡眠中の呼吸困難が原因で起こる中途覚醒

太っている人や喫煙者は、眠っているときに気道が閉塞するなどの理由から一時的な呼吸停止、呼吸困難を起こすことがあり、脳が酸欠を起こした結果、目が覚めてしまうことがあります。

特に、いびきをかいて寝ている人は呼吸困難になりやすく、大きないびきをかいていると思ったら急に静かになり、大きく息継ぎをして再びいびきをかき始めるという場合は、いびきをかいていないときに呼吸が停止している可能性があります。

睡眠中の呼吸停止や呼吸困難は「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」や「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」という病気が原因かもしれません。

いずれの場合も、放置していると糖尿病や心臓病、高血圧などを伴うことがあるほか、日中の眠気が強くなることで交通事故を起こしてしまう可能性があります。

COPDは喫煙者、SASは太った人や飲酒の習慣がある人に多い病気なので、喫煙や過度の飲酒といった生活習慣がある人は病院で検査を受けてみることをおすすめします。

 

体の不快感が原因で起こる中途覚醒

寝ていると脚が重くだるいような「むずむず」した感覚になる、脚や腕がピクッと痙攣するなど、体の不快感が原因で中途覚醒を起こすことがあります。

足がむずむずして眠れなくなるのは「むずむず脚症候群」という病気で、脚の不快感が強くて眠れない、不快感を軽減させるために脚を動かさずにいられなくなり、眠ることができないといった症状が現れ、症状が重くなると全身を虫が這うような不快感に襲われることもあります。

 

また、眠りが浅いときに体が痙攣して目が覚めるのは「周期性四肢麻痺(しゅうきせいししまひ)」という病気の可能性があります。眠っているときに痙攣が起こるため、目が覚めた本人は「なぜ目を覚ましたか」がわからないのが特徴です。

むずむず脚症候群も周期性四肢麻痺も、それ自体が命を脅かすことはありません。

しかし、眠ろうとすると体に不快感が起こって眠れなくなるため、睡眠の質が著しく低下します。日中の眠気の原因にもなりますので、交通事故などのリスクを高めてしまいます。

さらに、自覚症状が強いむずむず脚症候群は精神的なストレスも大きいため、うつ病などを引き起こすこともあります。

食事バランスの改善や投薬で症状が治まることが多いので、むずむず脚や周期性四肢麻痺の疑いがあるときは、なるべく早めに医師に相談しましょう。

 

まとめ

中途覚醒は長く続くと心身に大きなストレスがかかり、生活習慣病などのリスクを高めてしまいます。

また、睡眠不足による眠気や倦怠感が強くなると、仕事中や運転中の事故、生活の質の低下を招き、命そのものが脅かされたり、社会生活を送ることができなくなったりします。

中途覚醒が続く、眠っているはずなのに体がすっきりしない日が続くというときは早めに病院を受診し、特に大きな病気が見つからなかった場合は睡眠改善サプリや睡眠の質を上げる効果がある食品や栄養素を積極的に摂ることで、眠りの質の改善に取り組んでみてはいかがでしょうか。

 
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