不妊の原因は、運動不足にあるって本当?3つの理

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ダイエットや偏食で必要な栄養が摂れていない、家事や仕事が忙しく睡眠をとれていないといった、生活習慣の乱れが子宮や卵巣の機能を低下させる要因となり、不妊体質を作っているといわれていますが、最近、運動不足も不妊の原因になることが分かってきました。

運動不足がなぜ不妊の原因になるのか、その理由を3つご紹介します。

 

運動不足が不妊の原因になる理由

筋力の低下による血流の悪化

運動不足が不妊の原因となる最大の理由が、筋力低下に伴う血流の悪化です。

血液は心臓が動くことで送り出され、体の中を巡り始めますが、心臓の力だけでは体の隅々にまで行き渡ることができません。

そこで、心臓の働きをサポートするのが筋肉です。筋肉は心臓の力だけではカバーできない体の末端にまで血液を行き届かせ、酸素や栄養を送り、体のさまざまな器官を働かせる役割を持っています。

筋力が低下し血流が悪化すると、胃や腸など生命維持に必要な器官には血液が送られるものの、卵巣、子宮といった生命維持に重要ではない器官は血液が行き届かず、機能を十分に発揮することができなくなります。

特に、卵巣は血流悪化の影響を受けやすく、卵子の老化スピードが加速して妊娠しづらい体質となってしまいます。

運動をすることで血流を改善することで、子宮や卵巣の機能向上が期待できます。

 

運動不足による肥満

健康な体にとって必要なホルモンの量は、体型によってある程度変化しますが、ホルモンの分泌量は基本的に増やすことができません。

そのため、肥満によって脂肪が増えるとホルモン不足が生じ、ホルモンバランスが崩れることで排卵障害などになるほか、肥満による血流悪化で、子宮や卵巣の機能が低下して不妊体質となってしまいます。

また、肥満解消のために食事量を制限すると、必要な栄養が不足し、筋肉量が減少してしまうため、さらに妊娠しにくくなるという悪循環に陥ります。

運動することで肥満を防止すること、運動によって肥満を解消することは、不妊体質改善の第一歩です。

 

運動不足による自律神経の乱れ

運動は、自律神経の活動を促進するという役割を持っています。

自律神経は脳の「視床下部」によってコントロールされていますが、視床下部はホルモンの分泌もコントロールしているため、自律神経が乱れると、視床下部に影響が出て、ホルモンバランスも崩れ、卵巣や子宮の機能低下を招いてしまいます。

運動によって自律神経を整えると、ホルモンバランスも安定し、卵巣や子宮が本来の能力を発揮することができます。

 

まとめ

運動には、血流改善、肥満の防止・解消だけではなく、ストレス発散効果や睡眠の質の向上といった効果もあり、中でも下半身を動かすウォーキングや、深呼吸とストレッチで血流改善効果があるヨガなど、体の負担が少ない有酸素運動は不妊体質改善におすすめです。

なお、体に大きな負担がかかるハードな運動は、継続することにストレスを感じやすいほか、無月経の原因となることがあるため不妊体質改善には向きません。

 

 
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