2018年9月1日

快眠効果あり?睡眠の質を上げるアミノ酸3つ

目次

動物の成長や生命維持に必要なほか、医薬品や調味料としても活用されているアミノ酸は、人間の生活にかかすことができない栄養素です。

食品などを通して摂取すると、体の中でさまざまな機能を果たすアミノ酸の中には、心身をリラックスさせ、睡眠の質を向上させる機能を持つアミノ酸もあります。

 

睡眠の質を上げるアミノ酸

グリシン

コンビニのおにぎりに調味料として使われているほか、カツオや大豆にも含まれている「グリシン」は、血管を拡張し、血流を増加させる作用を持っています。

人間の体は眠りに入るとき、体の深部の温度が下がり、体の表面の温度は上がりますが、体の奥の温度を下げるためには血流を増加させる必要がありますので、グリシンを摂取すると眠気を感じやすくなります。

グリシンの安眠効果は有名で、睡眠の質を上げるサプリ、快眠をサポートするサプリとして、さまざまな商品が販売されています。

 

GABA

「GABA(ギャバ)」は、正式には「γ‐アミノ酪酸(Gamma Amino Butyric Acid)」という、人間や動物の脊椎や脳といった中枢神経に多く存在している天然アミノ酸です。

脳の興奮を鎮める神経伝達物質で、抗ストレス作用、不眠解消、血圧降下、抗細胞の活性化など、さまざまな機能があるといわれており、GABAを多く含んだチョコレートなども販売されています。

もともと体内に存在するアミノ酸ですが、ストレスを感じると消費されてしまうため、ストレスを感じやすい現代人にとって、不足しやすいアミノ酸の一つです。

 

テアニン

仕事の合間や食後に暖かい緑茶を飲むと、体がリラックスして頭のなかがじわっと温かくなるような感覚になったことはありませんか?

もしかするとそれは、お茶の中に含まれている「テアニン」の効果かもしれません。

お茶にはさまざまな成分が含まれていますが、緑茶や玉露に多く含まれているテアニンは、お茶の「旨味」の成分でありながら、リラックス効果と安眠効果を持つアミノ酸です。

テアニンは、人間がリラックスしているときに発せられる脳波「アルファ波」を増やすという研究結果もあり、テアニンを摂取することでスムーズに深く眠ることができるといわれています。

 

どんなふうに摂取すればいいの?

食事での摂取は難しい

「グリシン」「GABA」「テアニン」は、いずれも食事で補うことができます。

しかし、テアニンは1日の摂取量が200mgであるのに対し、緑茶の中に含まれる量はごく微量なため、緑茶だけでテアニンを必要量摂取するのは難しいといえます。

また、グリシンは寝る前に3000mgを一度で摂取しないと睡眠の効果が期待できないため、食事で摂取するのは現実的ではありません。

GABAは1日の摂取目安が50mgと少なく、チョコレートや発芽玄米、漬物などに多く含まれていることから食品で補うことができます。

 

サプリメントがおすすめ

テアニンやグリシンは食事で補うことが難しいため、摂取するならサプリメントがおすすめです。

特にグリシンは、寝る前にたくさんの量を一度で摂取しなくてはならないので、サプリメント以外の選択肢はありません。

 

まとめ

睡眠の質を上げる効果があるといわれているアミノ酸をサプリメントで摂取するというと、副作用が気になるという方もいすのではないでしょうか。

しかし、いずれのサプリメントも1日の摂取量を守っていれば重篤な副作用がないことが分かっています。

ただし、投薬治療中の人や妊娠中、授乳中の人は摂取を控えるか、事前に医師と相談したほうがよいでしょう。

 
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