2018年10月1日

更年期を和らげるホルモン治療のメリットとデメリット

目次

更年期に起こるさまざまなトラブルは、卵巣機能低下による女性ホルモン分泌の減少が原因となっています。

減少の仕方には個人差があり、緩やかに減少していく人と急激に減少する人います。急激に減少するほどホルモンバランスが乱れるため、更年期特有の「ホットフラッシュ」「めまい」などの症状が重くなり、日常生活に支障をきたすほど悪化すると「更年期障害」と診断されます。

更年期障害の治療法にはさまざまなものがありますが、減少した女性ホルモンを薬によって補充することで体への影響を軽減する「ホルモン治療(ホルモン補充治療)」もその一つです。

ホルモン治療は海外では比較的メジャーな方法ですが、日本では「副作用が心配」「なんだか危なそう」というイメージがあるため、洗濯する人が少ないというのが現状です。

今回は、ホルモン治療のメリットとデメリットをご紹介します。

 

ホルモン治療のメリットとデメリット

メリット

ホルモン治療のメリットは、何といっても即効性が高いということです。

更年期のトラブルの原因である女性ホルモンの減少を直接解消するため、更年期の悩みであるホットフラッシュやめまいなどの諸症状はもちろん、骨の強化や肌のうるおいを保つ作用があるエストロゲンが減少することによる骨粗しょう症や乾燥肌などの肌トラブルを予防・改善する効果があります。

さらに、ホルモンバランスの乱れによって引き起こされる自律神経の乱れも予防してくれるので、イライラやうつ症状、不眠といった症状の改善効果も期待できます。

また、ホルモン治療を受けた人はホルモン治療を受けていない人に比べ、認知機能の衰えが少なく、ホルモン治療が認知症の予防になるともいわれています。

 

デメリット

更年期の症状を解消する効果が高いホルモン治療ですが、体質によってはかえってホルモンバランス乱してしまうことがあるほか、子宮内膜症、子宮筋腫、乳腺症などの既往症があるとホルモン治療を受けられないこともあります。

また、妊娠中に起こる「つわり」のような吐き気、胸焼け、PMSのような乳房の張りや下腹部痛が起こることも多く、ときには不正出血を起こすこともあります。

さらに、子宮体がんの発症リスクも上がるといわれています。

しかし、近年はホルモン治療自体の安全性も高まっているほか、治療に使うホルモン剤の量や組み合わせを変えることで副作用やリスクを下げることも可能となっています。

 

まとめ

ホルモン治療は有効性が高く更年期のつらい症状を一気に解消してくれますが、副作用やリスクも伴います。

寝ても立ってもつらいというくらい症状が重い場合はホルモン治療を第一に検討したほうがよいでしょうが、日常生活に支障をきたすほどではないという場合は漢方薬などがおすすめです。

また、ホルモン治療の前に漢方薬やサプリメントなどを試してみたいという方は、ぜひ弊社にご相談ください。

 
カルナドラッグストア小坂井店(JAひまわり小坂井支店隣)
愛知県豊川市小坂井町中野54-12
フリーダイヤル:0120-057-151
電話:0533-72-7151
営業:月~土曜日 9:00~20:00 / 日曜日 9:00~19:00
休業:毎月第2火曜日、年始
 
◆カルナLINE公式アカウント◆