2018年10月1日

腸内環境改善で気持ちが整う?腸と自律神経の意外な関係

目次

緊張や不安を感じるとお腹の調子が悪くなる、リラックスした気分で食事をすると消化が良くなるという話を聞いたことはありませんか。

これは、交感神経が活発になると腸の活動は低下し、副交感神経が活発になると腸の活動も活発になるという関係にあるからです。

しかし、最近の研究では腸が自律神経によって制御されているというだけではなく、もっと深い関係があるのではないかといわれています。

 

腸と自律神経の関係

人間の精神と感情に関わる「神経伝達物質」

脳の神経を通って情報を伝達する「神経伝達物質」は「脳内ホルモン」とも呼ばれ、その働きは種類によって異なります。

なかでも、運動機能や意欲に関係する「ドーパミン」、体を興奮状態にする「ノルアドレナリン」、精神的な安らぎや睡眠に関係する「セロトニン」は三大神経伝達物質とも呼ばれており、ノルアドレナリンは交感神経、セロトニンは副交感神経を活性化させる役割を持っています。

そのため、ノルアドレナリンが過剰になったりセロトニンが不足したりすると自律神経のバランスが崩れ、情緒不安定、不安やイライラ、不眠などの症状が現れます。

 

セロトニンは腸で作られる

不眠や情緒不安定を改善する方法としては、ノルアドレナリンの分泌を抑えるか、セロトニンが不足しないよう分泌量を増やすかの2通りがあります。

しかし、ノルアドレナリンは仕事や日常生活での失敗などで受けた精神的なストレスだけではなく、パソコンやスマホなどの光の刺激、強すぎる冷暖房といった物理的ストレスでも分泌されるため、分泌量を減らすことは難しい傾向にあります。

一方、セロトニンはほとんどが腸で作られていますので、腸内環境を整えることでセロトニンの不足を補うことができるといわれています。

 

腸内環境改善の効果

セロトニンは食物のタンパク質に含まれる「トリプトファン」を素に作られるのですが、腸は食物のタンパク質を分解・消化してトリプトファンを分離する働きを持っています。

腸内環境が悪化すると分解や消化の機能がうまく働かなくなるため、トリプトファンが分離させず、セロトニンの生産量も減少してしまいます。

また、腸内環境が悪化した状態は便秘や腹痛、ガスがたまるといった体の不調を招きま、ストレスとなってノルアドレナリンの分泌量を増やしてしまいます。

これが、腸内環境の改善が自律神経のバランスを整えるために有効といわれる理由です。

 

まとめ

腸内環境を改善しても副交感神経の働きは活性化しない説もありますが、腸内環境をよくすると体調がよくなり、日頃のストレスが軽減されるのは確かですので、生活の質を向上させるためにも、腸内環境の改善に取り組んでみてはいかがでしょうか。

腸の働きをよくする健康食品やサプリメントも数多く販売されていますので、腸内環境改善に興味のある方は、弊社に一度ご相談ください。

 
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