顔のたるみや小顔に効果があるといわれている「あいうえお体操」は、「あ・い・う・え・お」の表情を10秒ずつキープすることで口周りの「口輪筋」や、顔の「表情筋」を鍛える体操です。
道具は一切使わず、かかる時間も3分程度で、頬のたるみや、肌のくすみを改善する効果があるといわれています。
あいうえお体操のコツ
「あ」のコツ
顔全体の筋肉を使って、目と口を大きく開けます。
顔を筋肉で外側に引っ張るようなイメージで行うとよいでしょう。
顎関節症などがある人は痛みがない程度に留めておいてください。
「い」のコツ
口を思い切り横にぐっと引っ張るイメージで開けます。
口の周りだけではなく、頬骨のあたりの筋肉も意識してください。
奥歯をかみしめるのではなく、歯を出して微笑んでいるような表情を意識するとよいでしょう。
「う」のコツ
顔のパーツを中心に集めるようなイメージで、口をすぼめ、唇をできるだけ突き出します。
「え」のコツ
笑顔を作るように口角を引き上げ、顔のパーツを外側に引っ張るイメージで口を開きます。
目の周りの筋肉も意識するとよいでしょう。
「お」のコツ
上唇をできるだけ前に突き出しながら、口を縦に大きく開けます。
ほうれい線をきれいに伸ばすようイメージするとよいでしょう。
顎関節症などがある人は、痛みのない範囲で行ってください。
さらに効果を高める方法
二重あご対策には上を向くと効果アップ
前を向いた状態で行うのではなく、上を向いて「あいうえお体操」を行うと、口の周りだけではなく、首の筋肉も鍛えることができるため、二重あご、フェイスラインのたるみ解消効果がアップします。
天井を向いて行うため、ふらつく可能性がありますので座った状態で行うとよいでしょう。
「え」は舌を出すと、二重あご解消効果アップ
「え」の体操のとき、舌を思い切り「べーっ」と出すと、頬の下側とあごの下の筋肉が引っ張られ、二重あご解消効果がアップします。
「あいうえお体操」の前に首のストレッチをする
「あいうえお体操」の前に首をストレッチしておくと、血行が良くなるため体操の効果が高まります。
1:左手を右の耳の上に添え、手の重みだけで首を伸ばして30秒キープ。
2:手を少し後にずらし、首の後ろ側の気持ちいいと感じる部分も30秒伸ばす。
3:両手を頭の後ろで組み、手の重みだけで首の後ろ側を延ばして30秒キープ。
4:反対側も同じように行う。
息は止めず、ゆっくり呼吸しながらストレッチしてください。
実際に声を出す
「あいうえお体操」は実際に声を出さなくても行うことができますが、声を出したほうが効果があります。
声を出す時は、お腹から声を出すようにすると良いでしょう。
まとめ
「あいうえお体操」は、1日10回程度行うと効果が出やすいといわれています。
しっかり行えば3日程度で効果を実感できるといわれていますので、お風呂に入りながらや、テレビを見ながらなど、気軽に始めてみてはどうでしょうか。