2018年9月1日

食べていないのに痩せない!更年期に太る3つの理由

目次

更年期の悩みはさまざまですが、中でも女性を悩ませているのが「更年期の肥満」です。

更年期の中でも閉経後の「更年期後期」は太りやすいだけではなく、食べる量やカロリーを制限しても痩せにくいという傾向があります。

なぜ更年期になると太ってしまうのでしょうか。

 

更年期はなぜ太るのか

エストロゲンが減少する

更年期は卵巣機能低下に伴い、女性ホルモン「エストロゲン」の分泌量が減少することでさまざまな不調を感じる時期です。

エストロゲンは女性の体を妊娠と出産に適した状態にする作用を持っていますが、同時に「女性らしい丸みを帯びた体を作る」という作用も持っています。

女性らしい丸みを持った体は皮下脂肪がつくことで作られるので、エストロゲンが減少すると皮下脂肪がつきにくくなって痩せるはずなのですが、実は更年期で皮下脂肪がつきにくくなると、かわりに内臓脂肪がつきやすくなります。

内臓脂肪は皮下脂肪に比べると落としやすい脂肪といわれる反面、つきやすいという性質もありますので、皮下脂肪がつかない程度の食事量でも内臓脂肪がついてしまうことがあります。

また、意外にもエストロゲンは脂肪燃焼を助ける作用も持っていますので、エストロゲンが減ると痩せにくい体質になってしまうということになります。

 

基礎代謝の低下

特別な運動をしていない、日常生活を送っているだけでエネルギーを消費する「基礎代謝」は、女性の場合15歳から17歳がピークで、その後は年齢と共に低下していくと言われています。

基礎代謝の減少の仕方には個人差がありますが、基本的に筋肉量が多いほど基礎代謝は高くなるため、元々の筋肉量が少なく、運動量も少ない40代後半から50代の更年期の女性は基礎代謝が低くなってしまいます。

そのため、食べる量を多少控えていても、食事内容が20代のころと同じ内容であればカロリーを消費しきれないこともあり「食べていないのに痩せない」ということになってしまいます。

また、カロリー制限のダイエットは、体内の栄養不足を補うために筋肉を分解してしまい基礎代謝を減らしてしまうリスクもあります。

基礎代謝が低いところにハードなカロリー制限を行うことで、ますます基礎代謝を下げてしまうというケースは、更年期のダイエットによくある失敗パターンです。

 

むくみやすい

更年期はホルモンの乱れから自律神経も乱れやすく、加齢も重なって筋肉が衰えてきます。

自律神経と筋肉は、どちらもリンパの流れや血液の流れを調整する機能を持っているため、機能が弱まると水分の代謝が悪くなり、むくみを引き起こします。

むくみは体の中に老廃物と水分がたまった状態なので、外見が「太って見える」だけではなく、貯まっている分だけ体重も増加します。

脂肪がつく肥満とは違いますが、女性にとって悩みの種であることには変わりありません。

 

まとめ

更年期の肥満は、基礎代謝の低下と脂肪の質の変化、水分代謝の悪化が主な原因となっています。

基礎代謝が高く皮下脂肪がメインだった20代は、カロリー制限のダイエットで効果を得ることができても、更年期ではほとんど効果を得ることができません。

内臓脂肪には食事制限よりも運動の方が有効ですので、基礎代謝を上げるためにも、日常生活に運動を取り入れてみてはどうでしょうか。

 
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