ダイエットといえば食事制限と運動が基本ですが、運動が苦手な人や時間を取ることができない人は「出来るだけ運動をせずにダイエットをしたい」と考えるものです。
ダイエット用プロテインは、「飲むだけで痩せる」というキャッチコピーで販売されている商品も多く、運動をしなくても痩せられるというイメージがありますが、一方で「かえって太ってしまった」という人もいます。
今回は、プロテインダイエットでは運動が必要かについてご説明します。
プロテインダイエットのやりかた
プロテインとはなにか
飲むだけで痩せるといわれているプロテインですが、実はプロテインそのものにはダイエット効果はありません。
なぜなら、プロテインは単なる「タンパク質」のことで、筋肉や髪、皮膚などの体の部分を作るのに必要とされる栄養素でしかなく、脂肪を燃焼させる効果などは持っていないからです。
しかし、プロテインを飲むと食事制限で不足しがちなタンパク質を補えるため、筋肉量の減少による基礎代謝低下を防ぐことができることから、ダイエットの効率を上げることが期待できます。
つまり「プロテインを飲むと痩せる」というのは、プロテインそのもので痩せるということではなく、プロテインが食事制限のデメリットを解消し、効率を上げることで痩せやすくなるということです。
プロテインの飲み方
ダイエットのためにプロテインを飲む方法は
1.一食をプロテイン置き換える
2.プロテインを飲んでから食事を摂ることで、食事量を減らす
3.食事の合間にプロテインを飲む
の3通りがあります。
粉末タイプのプロテインは、味の関係から水ではなく牛乳に溶かして飲む人が大多数ですが、牛乳には脂肪分が含まれているため、飲み方と食事内容によってはカロリーオーバーになることがあります。
運動を行わない場合、一食をプロテインに置き換える1の飲み方の場合はカロリーオーバーの危険性が最も少なく、ダイエットの効果が出やすいといえますが、2の飲み方の場合はカロリー計算をしっかり行い、カロリーオーバーに十分注意する必要があります。
また、3の飲み方は食事制限を行っていないと一日の摂取カロリーが増えることになるので、かえって太ってしまいます。
理想はプロテイン+運動
プロテインダイエットに運動を組み合わせると、カロリーオーバーを防ぐことができるだけではなく、プロテインを飲んでいない場合よりも筋肉を効率よく育てることができるため、基礎代謝が上がってダイエット効果がアップするほか、リバウンドを起こしにくくなります。
また、筋肉を適度につけることができるため、ただ痩せるのではなく、引き締まったボディを作ることができるため、プロテインダイエットをするときは運動を取り入れるのが理想的です。
まとめ
プロテインダイエットは、置き換えダイエットの場合は運動を取り入れる必要はありませんが、軽い食事制限にプロテインを組み合わせる場合や、リバウンドを防ぎたいという場合は、運動を取り入れることをオススメします。
プロテインを飲んで運動をすると、ボディビルダーのような体になってしまうのではないかと心配する人もいますが、ボディビルダーのような体を作るには相当のトレーニングが必要となり、一般的な運動量ではムキムキになることはないのでご安心ください。